暗い歌のせいではない。多分。

暗い歌を聴いてやりきれない気分になった。
いや、歌のせいではない。
面白いと思うことは年々少なくなっていくし、肉体は年老いていくし、無職だし毎日暇だし、病気だし、住んでいるところは恐ろしく田舎だし・・・。
だから、歌のせいではない。歌はきっかけにすぎない。自分の不幸を思い出すための。
人生は退屈と苦しみの間を往復する振り子のようだ、とショーペンハウアーが言っていた気がする。
全くその通りだと思う。
苦しみが和らいだと思ったら今度は退屈がつらくなる。
多分この世は地獄なんだと思う。
生きているのは何かの罪なのだろう。
いきることが楽しい、とか生まれてきて幸せ、とかいっている奴は死ねばいい。
いきるということは苦しみだ、という仏教の考え方に激しく共感する。
この世は苦しみだらけだ。苦しみしかないといってもいい。
病気に人間関係、貧乏に孤独。
どこかに楽があっただろうか?
はあ、早く死んでしまいたい。
結局はこの結論にいきつく。
死にたい。